終活の第1歩

終活の第1歩

自分の人生をどのように終わらせるか。
有終の美を飾るための終活が、最近では話題になっています。

 

住宅問題も終活の一部といって良いでしょう。

 

現在20代の方が還暦を迎えたとき、年金制度がどうなっているかわかりません。
ほころびの見え始めた年金を諦め、将来に向けて貯蓄をする人が現れています。

 

国の政策によって推進されていた持家ルートから脱却し、
一生賃貸で暮らすという考えが一般的になる日も近いのです。

 

住宅ローンと家賃の差を声高に訴える人もいます。
自分の財産になるわけでもない賃貸に金を払うのは無意味だという主張です。

 

財産という言葉の意味を見直してみましょう。

 

持家の場合は、建物や土地というお金に変えられる面から考えて、
財産といって良いでしょう。

 

賃貸の場合、目に見えるような「モノ」は残りません。
それでも、賃借した空間で過ごした時間や経験は掛け替えのないものです。

 

モノやお金にこだわるか、時間と空間にこだわるか。

 

持家と賃貸の差は、私たちが人生で何に重きを置いているかによって生れるのです。

 

持ち家の方がコストパフォーマンスは上という主張には、大きな穴がある事にも注目しましょう。

 

同じ時期に買った家のローンを支払い終えた時点でも、
賃貸の場合は家賃を支払わなければいけない。
これは、確かな事実です。

 

ただし、家には耐久年数というものがあります。
築30年も経てば、どんな住宅でも傷んでくるのは当然なのです。

 

家族形態が変わることで、購入した住宅をリフォームすることもあるでしょう。
こうした修繕、改修費用を鑑みれば賃貸も持ち家も実際のところ支出額は変わりません。